壁面緑化導入までに考えることなど、詳しく丁寧に解説するサイト『壁面緑化の導入まで』

●●●メンテナンス●●●

【定期的に】

定期的に行う管理として、灌水、剪定、病害虫防除、施肥、除草などがあります。
これらは植物や状況などによって実施するタイミングが異なります。

【灌水】

植物は年中一定の生長を見せるわけではありませんので、年間の気温の推移などを考慮して
灌水間隔や灌水量を調整する必要があります。
また機械に何らかのトラブル等が発生する可能性もあり、長期間トラブルに気がつかないと
植物にダメージを与えることになるので注意が必要です。

【剪定】

壁面緑化を維持する上で剪定は欠くことのできない作業です。
つるが窓を覆ってしまうと部屋が暗くなってしまったり、つるが隣の敷地に侵入したりと、
様々なトラブルが想定されますので定期的な剪定管理を実施しましょう。
また落葉期前の剪定は落ち葉による近隣とのトラブルを防ぎますが、時期を間違えた剪定や
過度の剪定は植物にダメージを与えかねないので注意しましょう。

【病害虫防除】

病害虫防除は症状や害虫の発生が見つかったら行うようにし、都市部では予防的薬剤散布等
は避けましょう。
病害虫の発生は早期に対策を取らないと大繁殖を招き、壁面緑化への壊滅的なダメージだけ
でなく近隣住民への影響を及ぼしてしまう場合もあります。
また病害虫に強い樹種を選択をすることで病害虫防除管理を軽減することも可能です。

【除草】

植栽基盤が暴露しているタイプでは除草は必須となるでしょう。
たとえ都市部であっても植物の種は飛来しており、種は快適な条件であれば発芽・発根し、
驚異的な早さで繁殖していきます。